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株主・投資家の皆様へ

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過去最高業績を礎に、
「Re-Design」で2035年の未来を描く

代表取締役社長執行役員 宮城 力
株式会社ウイルテック
代表取締役 社長執行役員
宮城 力

2026年3月期(第34期)は、売上高・経常利益ともに過去最高を更新

株主の皆様には、日頃より多大なるご支援を賜り、心より感謝申し上げます。当期は連結売上高459億円(前期比3.0%増)、経常利益14.6億円(同20.5%増)と、過去最高の業績を達成することができました。この要因は、半導体関連を中心とした市況の回復基調を確実に捉え、需要を取り込めたことにあります。
また、将来への投資として須賀川工場の建設などの費用を計上しつつも、増収効果と徹底した原価改善が進捗したことで、経常利益率は3.2%(前期比0.5ポイント向上)と収益性も高めることができました。配当方針に基づき、期初予想から3円増配し、年間配当は43円とすることを決定いたしました。

各事業フィールドにおける具体的な成果と課題

ウイルテック入社式の様子
ウイルテック2026年度入社式の様子
「人財系フィールド」では、採用と教育の強みが発揮されました。製造請負事業については請負先の稼働率が高まることで生産性が向上し、粗利率が改善いたしました。市況の高まりとともに請負ニーズも拡大する傾向にあることから、請負契約の受注拡大を図ってまいります。

技術者派遣事業では、新卒採用が厳しくなる中、応募者との接点を増やす戦略的アプローチにより、約180名の技術系新卒社員を新たに迎え入れることができました。
Construction Boarding
Construction Boarding
建設分野では、大手ゼネコンを中心にZ世代向けの学習アプリ「Construction Boarding」の導入が進み、計画を超えるアカウント数を獲得しています。課題としては「定着率の向上」を挙げており、キャリアアップビジョンの提示や待遇改善、従業員同士の繋がりを深める取り組みを強化してまいります。
須賀川新工場 竣工式
須賀川新工場 竣工式
「モノ・コトづくりフィールド」では、EMS事業において、当社が注力するBtoB向け照明商品の販売が拡大しました。また、設計から保守までを国内一気通貫で担うサービス「WILLONE」の積極的な営業活動を展開し、複数の商談案件を獲得しています。福島県の新工場も稼働を開始しており、市況の回復に合わせ、この生産性の高い拠点を活用しさらなる粗利改善を目指しています。

社会サポート事業でも、エネルギーインフラや海外人材、3Rといった社会課題解決に向けた事業への投資を継続し、着実な市場浸透を実感しています。

「モノ・コトづくりフィールド」の大きな課題は人件費や部材費、物流費などのあらゆるコストが上昇局面にあることです。適切に価格転嫁するなど価格決定力を維持しながら安定的な粗利の確保を図ってまいります。

長期ビジョン「Future Vision 2035」と、その核心にある考え方

宮城力代表取締役
私たちの根底にあるのは、グループ・フィロソフィーである「人の可能性を発掘する」という想いです。人は置かれた環境やきっかけ次第で、想像以上の成果を残すことができます。私たちはその可能性を信じ、共に磨き上げていく存在でありたいと考えています。この想いを具現化し、2035年に向けた持続的な成長を牽引する核となるコンセプトが「Re-Design(リデザイン)」です。激変する経営環境において、私たちは3つのステップで企業価値の最大化に取り組んでいます。

1つ目は、「機能整理と事業シナジーの創造」です。「事業、サービス、顧客」といった経営資源を整理し、戦略的M&Aやパートナーネットワークの拡充を通じてシナジーを創出します。特にM&Aにおいては、財務バランスを考慮しながら、1+1が3以上になるような分野や領域を積極的に検討し、成長の加速を図ります。

2つ目は、「資源の再構築による付加価値創出」です。「ヒト、モノ、コト」という当社の経営資源を一度分解し、再度掛け合わせることで、既存の事業プロセスを抜本的に改善します。これにより、市場のニーズに即した新たな付加価値を創出してまいります。

3つ目は、「コア事業の育成とポートフォリオの拡充」です。経営管理を徹底して強化し、「製造請負・派遣」「技術者派遣」「EMS」という3つのコア事業をさらに強固なものにします。同時に、成長事業である「社会サポート」分野への継続的な資源投下を行い、成長の原動力として、これからのウイルテックグループの発展を牽引してまいります。

これら3つのステップを確実に遂行することで、2035年には売上高1,000億円、経常利益50億円、ROE15%以上の達成を目指してまいります。
Re-Design

2027年3月期の重点施策

2027年3月期における最優先課題は「収益性の向上」です。生成AIやロボティクスなどの最新技術を積極的に取り入れ、サービス提供の形を進化させることで、顧客満足度と収益性の両立を図ります。
エネルギー分野をはじめ、さまざまな技術開発が加速度的に進展する中、私たちも時代の変化に応じてサービス提供の在り方を柔軟に変えていく必要があります。足元では、中東情勢の影響による原材料高騰や資材不足といった不透明な外部環境が続いていますが、こうした状況を的確に見極めながら、成長を目指すとともに安定的な経営を実現できる体制を構築してまいります。

株主の皆様へ

私たちウイルテックグループは、既存の事業の枠にとらわれることなく、新たな事業開発にチャレンジし続けます。グループが有する人材・技術・顧客・サービスを擦り合わせ、新たな価値提供を実現していく「クロスカップリング戦略」を推進しており、事業目標の達成に向けた活動を通じて、得られた収益に対しては適切な配当を継続してまいります。

引き続き、ウイルテックグループの成長にご期待いただき、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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